FLOOR D-01


香苗研究室

私の妻、香苗の部屋です。このたびめでたく懐妊の運びとなりました。
しばらく新しい生命の成長の様子を追ってみたい、と思っております。
親ばかですか?私もこんなページを作るとは思っていませんでした。
う〜ん、おそるべし胎児。


このページは下に行くほど新しいです。


2ヶ月目。画面中央の黒丸が子宮。黒丸の中に白っぽく横たわっているのが
胎児です。(このときは胎芽という)胎芽の長さは8mm。


3ヶ月目。上の写真からは2週間経っています。胎児の大きさは26mm。
2週間で3倍以上の大きさに。恐るべき成長スピードです。
もう少ししたら手足が見えてくるようです。エコーの画面では、
心臓が動いているのが見えるそうです。


3ヶ月目後半、11週目。上の写真からは2週間経っています。胎児の大きさは60-70mm。
ただし気をつけ状態で。先週と同じ、2週間で3倍以上の大きさに。画像では
見えにくいですが、背骨、手、足が出来てきているようです。エコーの画面上で
びよんびよん元気に動いているそうで、だんなの私としては非常に見てみたい!
次は休みをとって見に行くか!?

4ヶ月目。はじめて産婦人科で超音波画像を見る。かわいい背中は見えたが、
あまり活発には動いていなかった。寝ていたのだろうか?まあいいや。
指や背骨がちゃんと育っているのが確認できた。心臓も動いていた。
当たり前か。

5ヶ月目。妻のみ産婦人科へ。写真をもらってきてお願いしたが、
すでに超音波写真に入りきらないそうでもらって来なかった。
胎動を感じはじめる。腹部に手を当てていると、時々「ふにゃ」と
言う感じで突き上げがあるのがかわいいというか面白いというか。


6ヶ月目。超音波写真にもはや全身は入らず。これは頭の輪切り。
胎動もぽこぽことだんだん力強くなってきた。こちらが腹部を
ぽんぽんと刺激すると、「ぽか」と返ってくることがある。なんとも
インタラクティブである。自分の入力に反応しているかどうかは
定かではないが、しかし旦那と胎児との接点はこれしかない。
妻、そろそろ腰痛。大きくなってきた胎児が少しずつ母体に
負担をかけはじめたか。

7ヶ月目。超音波写真は無し。腹を蹴る力、ますます強くなっている。
子宮のなかでぐりんぐりん動いているのが分かるのがなんとも面白い。
妻、体力をつけるため、ほぼ毎日駅前まで往復。一時間半ほど
歩いている。今のところ、問題となるものはなし。


8ヶ月目。胎動はさらに大きく、くすぐったかったり痛かったりと
妻を楽しませたりしている。写真には背骨が写っている。背骨の右は
頭部らしいが、・・分からないな、この写真では。母体の体重、
胎児の状態ともに良好だそう。子宮の中でぐねぐね動いているのを
感じると、「何をしているのだろう?」と興味深い。母体に流れる
心拍の音や、胃腸の音、外界からの振動、歌声などを感じながら
知識や神経を統合しているのだろう。面白いかな!?いろいろなことが
分かってくるのは。

9ヶ月目。足やら何やらが踏ん張っていたりするのが分かる。
触ってみると蹴り返したりして。押してみるとむきになって押し返してくる
ので、痛いこともあるそう。エコー写真はなし。毎回撮ったりはしないらしい。
あかちゃん用品店に行ってあれこれ買いだす。社宅の人から古着をもらう。
買いだすときりがないな、あかちゃん用品はいろいろあって。
時々、周期的に赤ちゃんが震えている。これはしゃっくりで、
何でも呼吸の練習をしているのだそうだ。水を吸い込むのって、
大変なんじゃ・・・。


写っているのはまたまた頭部。目のところで水平に切った画像。大きく黒く、
見える丸いのが眼球。エコーでくるくる動いているのが確認できるそう。
上に小さな鼻が見える。左側の目の、左上に見える白いのはこぶし。
本日、両親学級のため病院に。面白かったが、ちょっと恥ずかしいものもあった。

いよいよ臨月に。お腹が急に張ってきて、痒くてたまらないらしい。
また最近かな子宮がかたくなるらしい。そろそろか?

一応出産予定日の今日、診察してもらう。「マルチカルディオグラム」なる
ものをつける。これは胎児の心拍、お腹の張りを記録するもの。スイッチが
ついていて、胎児が動いたな、と思ったらスイッチを押してもらう。
これで何がわかるかというと、胎児の運動とその時の心拍の関連性。
胎児が動いたときに心拍が上がって、運動をやめたときに心拍がすぐに
下がれば、胎児・胎盤ともに正常に酸素・栄養が行き渡っていることが
わかるのだという。結果としてはなんの問題もなし。心拍は135-150の間で
行き来していた。またどういう仕組みかわからないが、お腹の張り(陣痛?)も
はかれる。張りはかなり定期的になってきていると医師に指摘された。

22日朝3時半ころ、陣痛が始まる。用意を整えて病院へ。そのまま昼から
入院手続き。夕方から陣痛室へ。ここの病院では薬を使わない主義。
だんなの私も付き添ったが、陣痛がひどくなってからは本当に大変。
見ていていたたまれない。自分がここにいる、という以外になんの役にも
立っていないのが本当に情けない。妻の母が実家から新幹線で駆けつける。
やっぱり体験者はわかっている。いろいろとアドバイスをしたり、
さすったりすることもツボを押さえている。自分はおろおろしてるだけだが。
結局胎児の回旋(体をひねりながら生まれてくる)が十分でないらしく、
おまけに旦那に似て頭が大きいので産道を通るのに一苦労。
それでも妻の頑張りで23日午前3時、無事出産。3045g。
「小玉家にようこそ」とへその緒を切ってあげた。けっこう丈夫な
ひもだった。とりあえず母子共に健康でなにより。


よくこんな大きい物がお腹に入っていたなと。

旦那の感想
やっぱりお母さんは偉いというのは、ああいうことを言うのだと実感。
自分にゃあきっとできんね、あれは。ああいうのを見たら妻や両親、家族にも
もう少し優しく接することができるかもしれない、と今は思う。
ああしてみんな生まれてきたんだなあ(無痛分娩とかもあるが置いといて)
結局旦那は役に立てることがあまりなかった。ま、これからもどんどん働けと、
そういうことでしょうか、きっと。
血は見たくないとかご意見もあるでしょうが、一度は体験してもいいかも。
以上で妊娠のページはおしまい。見てくれた人がどれだけいるかわかりませんが、
おつきあいありがとうございました。

名前ですが、千浩(ちひろ)と決めました。いろいろなことに豊かである、
そういう希望を込めています。(画数等も考慮の上)

んで、これ以降の千浩の成長具合はここで。


ここからいきなりフラメンコのページ

97年7月に戸塚でフラメンコの発表会がありました。
ちょい役も入れて、4つのステージに出ました。
ちなみに今回踊ったのは、セビジャーナス、ファンダンゴ・デ・
ウェルバ、ガロティン、及びフィナーレ。曲名を言われても私には
さっぱり分かりません。ちなみに当日は私はカメラマンです。


ステージ全体。ソロで踊る人もいますが、それはかなりの熟練者。
妻は始めて1年。全て群舞となります。参加者の年令層はかなり広い模様。
ステージは大体12人くらいでいっぱいになるくらいの大きさ。
ちなみに水色のドレスが本人。

「ガロティン」を踊る。帽子を使う踊りです。曲はゆったりした感じ。
どういう意味の曲かは分かりませんが。写真は、後ろの人と若干重なって
しまっています。髪の毛は、くくって後ろでまとめるのがスタンダードのよう。


衣装を替えてファンダンゴ・デ・ウェルバを踊る。撮影場所が前の写真と
同じで申し訳ないです。この日、水色のドレスは本人だけで、はっきり言って
目立ってました。

ドレスは、本人の手作り。店にオーダーすると大体10万円は
かかるのだそう。知人から型紙をもらってしこしこと作りました。
このドレス、ひだひだやなんやらがいっぱい付いていて、とても重い。
手に持つとずっしり来ます。バイクのるときに使う革パンツどころでは
ないようです。大変です。

男性の皆様へ!
いまブレーク中のフラメンコ、支持層は女性。もし男の人が踊ったら
もうもてもて間違いなし!だそうです。女性にもみくちゃにされたい人、
いますぐゴー!


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Updated at Jan. 30,2000