FLOOR J-14


千浩観察室(5歳-)

頭の匂いがすき。
なんていうとなんだが、千浩の頭の匂いが好きだ。
自分が幼児の時に肌身離さず持っていた、毛布の匂いと同じ。
それで非常にいい匂いというか、癒されるというか。
ということは、匂いも遺伝するんじゃないだろうか、と。


千浩の描いた絵。

トランスフォーマー。
最近のおもちゃって良くできとるわ。
ゲッターロボなんてどこから手が出てくるか、
きわめて荒唐無稽にできていたもんな。
(そんなこと気にしちゃいかんと石川賢も言っていたような・・・)
でその変形を3Dでやるもんだからパースが正確で。
宇宙戦艦ヤマトも3Dでやっていれば完璧だったんだろうに、と。
千浩の話と全然関係なかった。

ガンプラ。
最近のおもちゃって良くできとるわ。
千浩がプールの昇級試験に通った場合に限り、
小さなおもちゃを買ってやることに。
で、今回買ったのはガンプラ、300円の。
ニッパーできちんと切って、つける順番を想像させながら
作らせたら、結構できる。例によってプラモデルの作りも
昔とはかなり違って、作りやすくなっているというのもあるが。
で、千浩の作り上げたプラモデルを見ながら悦に入るが、
あとからどうしても気になって墨入れだけしてしまった。

パパの仕事。
自分の親父が何をしているか、まだ完全には分かってないだろうが、
本日自分のお仕事を持ち帰り。(電気製品の図記号)
そしたらそれをまねて絵を描き出した。チャレンジの対象としては
なにかそそられるものを感じたらしい。興味を持ってもらうのはウエルカムである。

ガンプラ再び。
弟(千浩のおじさん)が来た時に、再びガンプラを購入。こんどは2000円くらいの
やつで難易度高いかと思ったが、作らせてみたらパーツが大きい上に
関節の自由度も大きく、遊びがいもある。問題点はたいてい1日では完成しないので
早く遊びたくなった子供が夜になると作りたくて泣くことぐらい
(これは大問題)である。土曜の午前中ならともかく、
日曜の午後には絶対買えないような代物だ。
接着剤が乾いてから次の作業に取りかかるようなパーツだと
それだけで遅れてしまうし、ウイークデーに子供が起きている時間に
帰れることはまずないので、そうなると次の週末まで子供泣き続け、と。
でこれも次の日朝早くから起こされ(うーんこれも大問題だ)
なんとかできた。これというのもゴールデンウイークだったというのが
成功の一番の要因ですかね・・・。


ガンダムといえば大河原立ちっ!
しかし未塗装でこの仕上がり(それも子供が作って)。すげーな・・・。
あ、でも自分が子供の頃はこんな大きなガンプラ
作ったことないんだった・・・。
しかし、またお節介にもガンダムペンで墨入れしてしまうのであった。



バイクを洗っていると、「自分も洗う」と言い出した。
普段どろどろにしているが、自発的に言い出したことに
ちょっとびっくり。悪い事じゃないが。


千浩が作ったレゴ。何気なくこんなものを作っているが、
結構格好いいじゃないの、と自画自賛、というか手前みそ、
というか。

タイヤ交換。
自転車でリアタイヤを滑らせるのが好きだ。
誰が教えたわけでもなかろうに、(周りの友達から教わった可能性はあるが)
車体が斜めになっても平気。ちなみに砂利の上で見ていて怖いくらい倒して曲がっても平気。
怖いのは千浩をみている自分だけで、本人はまったく怖くないのであろう、
なんとうらやましい。
で当然タイヤは減るのであった。キャンバスが見えてきたので(丸見え)
自転車屋に行ってタイヤ買ってきた。
できるところは手伝わせ、交換完了。しかしこれもすぐにすり減ってしまうのだろう。
ま、自分もかつてはそうだったか。



洗車についていくと言うので手伝わせた。ワックスがけのスポンジ、
地面に落とさないように注意させて塗らせてみた。基本的に
時間がかかる上に飽きやすいので効率的にはたいして変わらないが、
そうやって覚えていくもんだ、ということで。けっこう楽しそうにやってた。

幕張の恐竜展に連れて行った。恐竜は好きみたいだが、
骨からかつての姿を想像するのはちょっと大変なのか?
食いつきとしては65点?はっきり言って自分の方が熱中してしまった。
数千万年もかけて作り上げられた機能的な骨の数々。
進化するってすごいな、となかなか進化しない(できない)親父は感心。

ギャグセンスにすでに違いが。
小学校の時、親父の運転する車に友人2-3人と乗っていた。
海岸線を走っているとき、誰かが言った。「あ、ヨットだ」
それを聞いた父は言った。「よっとっと」
その場の寒い気持ち、それを言った親父の息子なんだという、
なんとも情けない気持ちを今でも思い出す。
で今、千浩と自分のこういったセンスの違いをなんとなく
感じ始めて、ちょっと焦っている。妻には
「千浩の方がおもしろい」と言われた。かなりショック。
こういうことって時代とともに繰り返すのね・・・。
結納の席で、デザートにムースが出て「いただきムース」と
言った父に対して思った気持ちを、千浩も自分に対して
抱くんだと思ったとき、なんともいたたまれないような気がして
切なくなるが、ま、しょうがないすかね。
今の気持ちとしては、自分としては、「まだ終わらんよ」
てな感じかな。

七五三用にブレザーなんか買ってみた。
馬子にも衣装っていうが、見てびっくり。
大人っぽいじゃないすか。

ギャグセンスの話でないが、なんかだんだん自分から遠くなっていくような
気がする。それはいいことに違いないのだろうが。


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Updated atTue, Jul 12, 2005