FLOOR K-134

Finding Pachimon Vol.3
偽物総動員


しかしはずれない。履帯をはずし、車輪(転輪だっけ?)をはずすと、
さらにねじ二本が。それをはずして、ついに内部が。


おお、ツインモーター!!でツインバッテリー!!
モーターのハウジングは自製か。あっぱれ!
モーターの色が赤なのは、マイクロビーいくつなんでしょうか。
ここではイタリア風にテスタロッサとだけ呼んでおこう(呼ぶな)。


砲塔内部を見ると、将来砲塔もアクションボタンで回転させますよとでも
いいたげなギアがついている。あるいは別のおもちゃにでも転用するつもりか。
しかし無造作な穴の開け方である。見えない所だからって、
このずさんさは凄い。


まずはバッテリーチャージなのだが、(電源ボタンはなし)
戦車を固定するとONランプが点灯。普通はチャージランプだよな?と
思っていたが、気がつくとONランプ消灯。まあいいや。走らせてみよう。


QuickTime Movie,
399Kb
さ、ここからがいよいよ走行編だ。まずはこれをご覧下さい。
戦車を走らせるとチャージランプが点灯。印刷、逆じゃん!!
あんたら、英語読めんだろ、絶対!!


QuickTime Movie
,83Kb
おお、ちゃんと超心地旋回もできるじゃあないか。
んじゃあ次は障害物だ。まずは水性ボールペン。ちゃんと越えられるか。
このあたりで「おれも」「おれも」とリモコンの巡回が始まる。


QuickTime Movie,208KB

だめすか。じゃあ、ちょっと難易度落として鉛筆だ。
ついでにいうと、コントローラーのロッドアンテナ、差し込んで回したら
あっというまにバカになってしまい、締め込むこともはずすことも
出来なくなってしまった・・。もうどうすることもできん・・・。


CuickTime Movie,303KB

ここでおもむろにScuderia Rossoが自分の座布団を持ってきた。
「おれは昔、座布団の上で走らせた」CUBEMAN「おれはこたつの上だった」
それでは(特に)大人の方は、これを見てみずみずしい少年の心を失わない男に
なっていただこうと。あまりやりすぎるとryo907のように
「図体ばかりでかい、ただのガキ」になってしまうので注意が必要である。
てなことでやはり、戦車には不整地がよく似合うのであった。


次は登攀能力。柔らかい履帯のおかげで、勾配についてはもっと
いきそうなのであるが、約30度を超えると重心の問題でひっくり返ってしまう。
ということで、現実の戦車の性能表をサイト等で調べても何度の坂を登れる、という
データはなかなか見つからないが、まあラジコンでこれだけのぼれば十分だろう。


ということで、これはビットチャージーなのか?ということだが、
ビットチャージーの技術を使用した、別のラジコン、と定義するのがよいと思う。
つまりパチモンの域は超えてる、というと良く言い過ぎなので、はずれている、と。
ビットチャージーの一番の売りは、単純な構造によるちゃんと曲がって走る機能、
という簡単そうでなかなか出来ないところである(とryo907は考える)。
それをとっぱずしてモーター二つ入れるのは、ま、構造的には大変だろうが
技術的にはそうでもないだろう。 とはいえ、こういう方法もありかな、と。
価格は現地で499元(日本円で1400円くらい)。これでレースは
できないだろうが、走らせて楽しいとは思う、そういうパチであった。
(あ、自分でパチと言ってる。ま、パチでもいいです。どっちでもいいや。)

一番心配なのは、これが日本でもう売っているかどうか、ということである。
普段おもちゃ屋にあまりいかないryo907にとって、パチモン買いのリスクは
まさにその点に集約されている(ネタに投資する、という意味で)。
あのですね、日本のどこかで売っていても教えていただかなくて結構ですよ。
それが台湾価格より安かった日にゃーあんた、
今回の出張の意味がなくなってしまうじゃーないすか
(だから今回の出張はそれ目的じゃないっていってるだろ) 。


END


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Updated at July 29, 2003