FLOORK-40


BIT`S 3days making Part 2
三日で作ろうオリジナルボディ

 


1日目(DAY ONE)


取りあえず作業は午後から始めます。今日中におおまかな形を作ってしまうので、
ハッキリいってこの日が一番大変です。



act1(車高調整)

よくパテが固まったのを確認して調理開始。もう一度ボディを眺め何処に手を入れるか
再確認。とりあえず、全体のバランスを取るために車高の調整から始めます。



-シャシーをとめる穴を削りフロント少々アップとリア1mm(目測)ほどダウン。

今回はクーペボディーにするのと、ロングノーズ感を強調したいので、これでぐっと
印象が変わりイメージも掴みやすくなります。


act2(荒削り

1-元のグロリアボディーにさよならして、リューターを使い一気に削ります。
どうせ元には戻せないので、大胆に行きます(窓と、シャシー取り付け位置以外)。

2-窓は穴まではあけたく無いので、薄くなり過ぎないように、またシャシー取付け穴は
削ると補強に手間がかかるので注意して必要なだけ削って行きます
(思った以上には厚いので、最初は多少大胆にしても問題無いですが、
調子に乗るとやっちゃいます)。



*荒削りのすんだ所。無い時には、平ヤスリなどでもできる範囲内です
(軽量化などする場合もここで済ませてておきます)。

主な加工点はグリルからボンネット、リアウィンドウ上からトランクにかけて。
フロントスクリーンはAピラーとトップ付近のエッジを削り、窓を大きく見せました。
サイドはタイヤとのクリアランス確保のため、リアホイールアーチ付近をちょっとだけ削ります。

窓周りはちょっといじるだけで、印象がぐっと変わるので有効。ちょっと小さく、
叉はちょっと大きくするだけで、別の車に見えてくるから不思議です。



3-次にカッターと棒やすり、紙ヤスリで形を整えます。
サイドウィンドーについているピラー線や雨樋はカッターで削り落としましたが、
油断すると流血の惨事を招くので、危なそうならば大人しくヤスリに切り替えます。
荒削りの後のでこぼこは、100番前後の荒い耐水ペーパーで慣らし、基本のラインを
作り上げます。形は大体ここで決めてしまうので、納得いくまでやりましょう。



4-カッターナイフと極小ヤスリなどでサイドの窓下端ライン位置にミゾを引き、
次に窓表面に沿って注意深く彫って窓下端を下げる。

ついでにサイドウィンドーのディテールを削り、窓を大きくし、周りと形をあわせたら、
取りあえず最初のヤスリがけ終了。
当たり前ですが、ここでシャシーに乗せてチェック。取りあえずOK。


act3(パテ盛り)

2回目のパテ盛り開始。
1- シャシー取付け穴を車高調整のため上下に広げたので(act1参照)、余分な部分を
まず埋めてしまいました(シャシー側のツメに水などをつけてエポパテがくっつかないように
してボディーにはめ込み、その後パテを回りに盛ると簡単)。作業を楽にするため
サイドのドアの線も盛って消してしまいました。


リアスポイラー、バンパー、リアフェンダーの取付けを続けて行います。



2-リアスポイラーは手荒に使うことを考えて、パテのくい付きをよくするためにボディー側に
数カ所1mmくらいの穴をあけておいてから、ポリパテと形状保持のためのプラ版を
併用で作成。ちょっと昔のヤン車みたいにとんがらせました。
3-バンパーは基本的にプラ版のみ。プラ用接着剤併用で止めたあと、瞬間接着剤にて
端を仮止めしておきます。この時も、シャーシ止めの裏側凹が潰れないように注意!
4-出来たらリアフェンダーもついでに盛っておきます(今回盛り上げが少ないので乾燥の
速いポリパテでフェンダー縁に擦り付けるように盛ります)。
5-サイドモールの事を忘れていましたが、プラ棒の極小のもの(EVERGREEN社)
0.5×1.0mm角柱を適当に切ってサイドに貼りました。バンパー部もそうですが、
プラ版とボディに隙間がある時は、ポリパテ、瞬間接着剤などで穴埋めしておきます。

ここでひと休み(所要時間4時間程)。食事でもしてホッと一息。


やっとなにかに見えてきました

act4(サフェーサー1)
テレビなんか見て、すっかりリラックスした後、、、

1- 窓周りを240番から400,600,800,1000と徐々に細かい紙ヤスリに取り替えつつ、
ペーパーがけで、傷を消します。ボディーも400番ぐらいで慣らします。

2- 窓部分をマスキング(黒線枠部分)。窓枠は作らなくて良いのか?疑問に思うかも
知れませんが、塗料の厚さで簡単にそんなもの勝手に?に出来てしまうので、
よっぽど出て要る時以外は作成不要です。


おっと!、裏側も忘れずにマスキング(これよく忘れます)。



3- しっかりすんだら、いよいよサフェーサーかけ。
厚く塗りやすいので自動車下地用を使っていますが、プラモデルなどでは強すぎて
溶けてしまうこともあるので(ビットチャージボディーではまだ一度も無いが)
表面が隠れる間では少しずつかけます。
ともあれ、今回特にクリアーボディーなので色を乗せないと形が取れているどうかも
分かりません。取りあえず軽くコーティング(その位だと乾燥も速いので)。

、、、、はっきりいってでこぼこでお見せできないくらい(だから写真が無い)。
削りだすと寝る時間へりそうだったので、ぐっとこらえ、大人になったなあなどと
考えつつ、寝床に入って本日終了、、、。


のはずでしたが、やはり気になって眠れず作業再開(まだまだ子供のようで、、)。



一時間程カッター、ヤスリを使い格闘した後、今度は厚めに吹いて、スプレーの匂い部屋に
充満させながら(良い子は真似をしないように)寝床に入り今度こそ終了。

DAY ONE END

次ページに続く



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Updated at March 23, 2002